電源 | AC100V、0.5KW |
カメラ | 東芝製ラインスキャンカメラ(2K 解像度2048ピクセル) |
撮影スピード | 10,000回/秒 |
分解能 | 150ミクロン |
基板 | 完全並列処理型FPGA基板搭載 |
AI機能 | AIにおける「学習機能」搭載 |
寸法 | 幅667㎜×奥行き1115㎜×高さ1113㎜ |
重量 | 165㎏ |
フィーダー | 供給フィーダー、大量フィーダー、少量フィーダーで個数を制御 |
バケット | 大量バケットと合計バケットを搭載 |
その他 |
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① FPGA基板搭載
高効率
CPUはマルチコアが主流なので並列処理が可能ですが、コア全体を使ってしまうため、不要な部分も並列化の処理が必要となる。FPGAの場合は、必要な処理だけプログラムし、無駄なく並列処理が出来るようになり高効率が得られる。
レイテンシが小さい(低遅延)
非常に優れたCPUでもレイテンシは50マイクロ秒程度発生してしまう。FPGAは突き詰めれば1マイクロ秒も実現可能である。CPUは汎用のOSやUSBやPCI-Express等の汎用バスを経由して通信するため、ビジー状態になると遅延が発生するが、FPGAはデータソースにダイレクトにアクセス出来ることに加え、ロジックが予め組み込まれているので、必ず一定の速度で応答が返ってくる。カメラの画像処理においては「レイテンシ」は致命的な問題となり得るので、FPGA基板で解決が可能となった。
姿勢制御スロープ
画像処理に不向きなシーケンサー(PLC)を使っていない
シーケンサーは上から下に順序を付けて実行されていく、つまり1行1行ステップを追って処理が実行されている処理装置である。1度により多くの画素を対象とする処理に向いていない。
全体がコンパクトな構造になり包装機等の機器とのドッキングが容易となる。
大量の下に「大量箱」、またその下に「合計箱」と2つの箱を設ける。動作として、大量が485個数えて「大量箱」に溜まる。数えた個数を確認後、そのまますべてを下の「合計箱」に落とす。落下後、少量が「合計箱」にダイレクトに15個を落とす。これで合計は500個となる。その少量が動いている間に、空になった大量箱に再度485個を入れる。次のカウントのために大量が早く動けば、「1カウント時間」を短縮できる。カウンターは「FPGA基板」という「完全並列処理可能型特殊基板」を使うので、2つの流れを別々にカウントすることが可能となる。
1台のカメラが2つの流れを数える。「15個のカウントと485個のカウントを同時に行いの時間短縮する。」また、大量と少量が同時に動くので、全体のパーツの流れが水の流れのようにスムーズになり、流れが安定し、供給速度も高まる。「二つ目の時間短縮」である。これらにより計数精度向上とスピードアップの両立が可能となる。
④ 複数のフィーダーを内蔵することでパーツの流れを制御し、正しいカウントに導く構造になっている。
大量バケットとトータルバケット